8月6日のニュースで「ゴミ掃除」と称してホームレスの男性に火をつけた高校生5人が、殺人未遂で逮捕・・・という事件を取り上げていました。
いつの時代にもたちの悪い人間はいるものです。こういう事をする人間の方が「ゴミ」だと思います。親が悪い、教育が悪い、社会が悪い・・・そんな話は今までにずいぶん書いてきましたので、今回は角度を変えて「ホームレス」について少々・・・。
8月12日に久しぶりにボランティアでホームレス救済の炊き出しに参加してきました。場所は隅田川の浅草側、年に2〜3度参加しているので、多少なりと話をしたことのある人達ばかりです。
今も昔もホームレスは存在しました。小生の子供の頃は、プー太郎、フーテン、ヒッピー等、生活苦よりも生き方としてそういう生活を選択している・・・というのが主流でした。もう一昔前だと、ホームレス=乞食といわれる時代だと思います。
で、今は・・・、ほとんどの方が5〜6年前までは普通の生活をしていた善良納税者です。時代に見捨てられた人達・政府に切り捨てられた人達・・・そんな感じがしてなりません。
今月の参院選を見ていると、確かに年金問題や公務員制度改革も大事でしょうが、格差社会について触れる候補者がいても、ホームレス問題に触れる候補者が居ないのにがっかりしていました。
長引く平成大不況の中、小泉さんは「痛みを伴う改革」を国民に求め、産業の基盤である金融業界にメスを入れました。その事自体は致し方なしと思います。金融業界の制度改革と共に税金を投入して特定の産業や企業を助ける・・・賛否はあるでしょうが、使った税金は国民全体に等しく降りかかってくるわけですから、ある意味公平な使い方といえます。
で、この改革の余波は沢山のホームレスを生み出しました。現在のホームレスの7割くらいはそういう人達です。いわば、政策が生み出したホームレスです。
小泉さんの痛みを伴う改革で平成大不況は底を打ったと言われています。日経平均もある程度値を戻してきました。
普通に考えれば、政策の生み出したホームレスなら、その政策が功を奏し役目を終えた後、その政策のもたらしたゆがみ・歪みを修正するのが、後を受け持つ政治家の第一義だと思います。しかし安倍さんは「美しい国日本」と言いながら、場当たり主義の対応で、一番困っているホームレスを救おうとはしなかった・・・。何度も言うが、安倍さんみたいな人に美しい国を語る資格は無いように思う。邪推すれば、小泉さんは実力の無い後継者を指名することで自身の強引過ぎる問題点を転化させ業績を際立たせるために安倍さんを選んだのでは・・・と思えてしまう。
参院選の野党の演説でも、格差社会を論じておきながら、その一番底辺に居るホームレスには目を向けていない・・・政治家には本当にがっかりさせられる。
外に対しては自己主張、内に対しては弱者救済。この基本が無いとすると、国という存在はいったい何なのであろうか?小生は、どんどんこの国が嫌いになっていきます・・・。
ホームレスについて別な角度から考えてみよう。
あなたはホームレスになれますか?
ちょっと唐突な質問でごめんなさいw
仮に、あなたは自己破産して金銭的にどうにもならない状態になったとします・・・
選択肢は次の3つしかありません。
1、銀行強盗でもしてお金をなんとかする
2、世を儚んで一家心中
3、ホームレスになる
さて、どの人生を選びますか?
私の場合銀行強盗もホームレスも無理だと思うので、残された選択肢は2しか無いと思います。
「いじめに負けて自殺なんてするな!」と書いておいて情けない選択だとは思いますが、それしかないとなれば・・・。
みなさんはどうですか?
ここで自殺の賛否を問うつもりはありません。
言いたいのは、今のホームレスの人達は、先程の命題を現実に突き付けられた時、銀行強盗のような悪の道に身を落とすこともなく、自殺というネガティブな選択をすることもなくホームレスという選択肢を選んだとても真面目で根性と生活力のある人達なんだ・・・ということです。
こんなに一生懸命に生きている人達を政府は切り捨てて良いのでしょうか?「ゴミ」と呼んで焼却しようとする親のすねかじりを許せますか?みなさんはどう思いますか?
今の小生は、自己破産一歩手前でボランティアに供出できるのは時間だけです。
そこで、ホームレス救済のアイデアを一つ。
財政破綻で苦しむ地方都市。一番困っているであろう夕張市を例に考えてみます。
再起をかける夕張ですが、一番困っているのは人口の流出及びその事による活力の低下ではないでしょうか?地方交付金は基本的に人口比率で算出されます。離村ならぬ離市が進む状態では財政の借金返済が遠のくばかりです。
そこで、全国のホームレスの中で夕張での再起希望者を移住させます。夕張には離市によって廃屋になった民家や旧炭鉱街の廃村が沢山あるはずです、そういう所をリサイクルして使用します。水道と電気のインフラさえ供給できれば、もともとダンボールハウスに住んでいる人たちですから条件の悪さは克服するでしょう。手に職のある人は定住して住民票を置ける場所があればあとは自力で自活の道を探せるでしょう。手に職の無い人達には農地を貸し与えてあげれば、最低限自給自足以上のことはできると考えられます。なんせもっと過酷な状況の中で生き抜いている生活力のある逞しい人達ですからね。
ホームレスの移動に飛行機や列車を使うと予算が掛かりすぎますので、海自に協力を要請します。クーデターの起きた外国から邦人を救出・移動させる模擬訓練のような扱いでなんとかなるでしょう。
細かいところまで検討した考えではありませんが、仮に1万人のホームレスの人達が夕張に移住すれば、夕張はその頭数分だけ地方助成金が廻ってきますし、ホームレスの人達の図太い生活力は夕張に活力を与えることでしょう。
また、こういう試みが上手くいけば行政はホームレスを切り捨てるばかりでなく、活用する方法も模索するようになるのではないかと思うのですが、如何なものでしょうか?
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